レフ板効果で顔色が映えたり、明るい印象にしてくれたり、華やかさを演出してくれたりといいこと尽くしな「白コート」。
着膨れが心配、というお悩みもありますが、ご紹介する3人のようなロング丈の白コートを選べば縦に長いシルエットを強調でき、スタイルアップ効果も期待できます。早速、着こなしをチェックしてみましょう。
■1:セリーヌ・アーガードは…白の面積を多めにとって一目で華やかな装いへ
オフホワイトとクリアホワイトで作る、ぱっと目に止まるニュアンスカラースタイル。
ノルウェー出身、ファッションライターや編集者を経験し、現在は『ENVELOPE 1976』というサステナブルなアパレルブランドを手掛けるセリーヌ・アーガード。ベルリン ファッションウィークにて、大人の余裕感あってこそ成り立つ、ミニマルなニュアンスカラーコーディネートを見せました。
コーディネートの主役となるロングコートは、オフホワイトを選んで柔らかな雰囲気と上品なイメージを演出しています。インのタートルニットは、ノーカラーのコートに映えるようボリューミィなネックデザインをセレクト。足元からちらりと覗くパンツは、オフホワイトと色の繋がりが良いベージュを選び、一体感を作っています。
穏やかな配色なので、ぱきっとした混じり気のない白小物を組み合わせれば、モード感が加わりスタイリッシュ。ミニマルにまとめたシンプルなひとつ結びのヘアアレンジも、都会的な表情に導いています。
■2:エリカ・ボルドリンは…ダークカラーのインと合わせて抑揚バランスを調整
冬のモノトーンスタイルは、主役となるコートを明るい色にすることで、街中でも映える華やかな着こなしへ仕上がります。
ミラノ在住、インフルエンサーやブロガーとして活躍するエリカ・ボルドリン。モノトーンスタイルとして、コートが暗い色、インナーが明るい色という着こなしは定番ですが、それを彼女のように逆転させることで新鮮さを楽しむことができます。
グレーでリンクさせたシャツとオーバーサイズのジャケットを重ね、奥行きを演出。ボトムスは、重ね着コーデと相性が良いスリムな黒スキニーを合わせ、メリハリシルエットを作っています。そこに白のロングコートを掛け合わせれば、色の強弱がしっかりつき、さらに華やかさがたちまちアップします。
小物はモノトーンスタイルに抜け感を授けるバックスリングのパンプス、ポイントとなるゴールドクラッチバッグを選べば、パーフェクトなバランスへと着地。
■3:キャロライン・イッサは…白×濃紺デニムで「こなれ」と「上品」を両立
きれいめデニム合わせなら、品の良さはそのままに程よくカジュアルダウンに成功。
雑誌『TANK』やウェブマガジン『Because』を手掛ける他、ファッションディレクターとして活躍するロンドン在住のキャロライン・イッサ。パリ ファッションウィークにて、洗練感のある白アイテムをデニムパンツで程よくドレスダウンした、こなれたコーディネートを披露しました。
エレガントな佇まいの白コートは、ノーカラーで品の良さをアピール。インナーの白タートルニットは、身体のラインに沿うスマートなシルエットで端正に導いています。さらに同色でリンクさせたバッグは、ゴールドのチェーンストラップで華やぎをトッピング。
カジュアルなイメージが強いデニムパンツも、女性らしいフレアシルエット、きちんと感のある濃紺を選ぶことで「ちょうど良い外し役」として機能しています。
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被りがちなダウンジャ URL 2023年07月24日(月)23時13分 編集・削除
クライミングのビレイ時はもちろん、幅広いフィールドアクティビティで使える、保温性を重視したダウンジャケットです